ジュエリーコンシェルジュ原田信之

諏訪貿易が提供しているジュエリーの相続資産の査定・仲介のサイト「宝石ドットコム」の責任者:原田信之のブログ

Hong Kong show Sep 2016 レポート

香港ショー

 中国の景気減速が恒常化、英国の離脱によるEUの不況長期化、利上げに踏み切れない力強くない米国経済等の不透明感が漂う中で行われた今回の香港ショーは「来場者は回復したが、バイヤーは在庫が減っているにもかかわらず最低限の補充しかしない」と言う出展者から良く聞かれたコメントが状況を物語っています。中国からのバイヤーは期待以上の人数が来場していましたが、元気がありません。2年前に比べると人数では半減しているように思えます。

 ダイヤモンドの業者の顔色は冴えません。特にメレーの需要減は深刻ですが、価格は思ったほど下がっていません。3カラット以上のD IFの価格下落が顕著です。ここ3年で年1割ぐらいずつ下がり続けています。このクラスの原石価格も下がっており、新しい原石から研磨されたもの価格が古い在庫の価格を下げて負のスパイラルが起きています。ファンシーカラーの価格は強気です。業者はカラーレスで利益が取れない中で比較が難しいファンシーカラーで補おうとしています。

 カラーストンは品質で好不況が分かれています。種類を問わずTopの品質は売れています。ビルマ産のルビー、サファイアの無処理は研磨業者の在庫は僅かで還流品が主な供給源となっています。価格も還流品に競争力があります。但し、還流品しか存在しないカシミールサファイアの価格は毎年上がって手が出ません。モザンビークのルビーは既にルビーの供給の大部分を占めていて不可欠なものとなっています。

 メレーダイヤの合成ダイヤモンドの混入問題の関心は高く、きちんとした業者は自社生産の物しか扱わないとか、機械で二重のスクリーニングをしている等の対策をしています。ブランド各社は供給元と契約書を交わして混入の予防に努めています。

宝石ドットコムリニューアル

新宝石ドットコムホーム

私が運営している宝石の査定・仲介サイト宝石ドットコムがリニューアルしました。

今回は、査定サービスの他、オークション体験サービスも追加しました。
また、目玉のコンテンツとして過去約30年分のダイヤモンド価格増減表を発表しました。
Dカラー IFクラスとFカラー VS1クラスとHカラー SI2クラスの3つグラフを0.01ctから5ctまでの16サイズに分けて1987年5月の1カラット当たりの価格を100とした場合の増減を表示しています。
各々のサイズをクリックするとそのサイズだけがクローズアップされます。
後に表の解説のページを加える予定です。
ダイヤモンド価格増減表広報用


またジュエリーサロンのコーナーでは過去にお問い合わせいただいたジュエリーのQ&A等のコンテンツも順次更新して行きます。

オークション体験サービスでは実際の体験記も掲載されています。

いずれFacebookやInstagram,Youtubeも始める予定です。

更新を楽しみにしてください。








All of Gimel

ギメルさんアトリエ

日経電子版の映像コーナーにギメルさんのアトリエを紹介した動画がアップされました。
ギメルさんの美しさの源に迫る約5分のる力作です。
アトリエのある自然環境からアトリエの作業風景、穐原社長のインタビューと盛りだくさんです。
ギメルさんアトリエ風景PG

空枠にダイヤモンドをはめ込む作業やアジュール(裏取り)を木綿糸で丹念に磨く作業の動画は静止画では決して伝えられない情報量です。
宝飾に携わる人ならず工芸品に興味のある方は必見です。
ここまでオープンにしたギメルさんに感謝です。
ギメルさんアジュール磨き


日経さんの動画はこちらから:日経映像

下はYoutubeの動画です。

GOETHE 10月号

GOETHE OCT 2016

明日発売の男性雑誌GOETHE(幻冬舎)の特集「成功を導く、男のダイヤモンド」の中で私の記事が掲載されています。
男性向けのダイヤモンドジュエリーと時計が満載です。
ダイヤモンドは縁がないと思われている方もこんなダイヤモンドならつけてみようかなと思う内容です。
特にデビアスダイヤモンドのコクソンさんの菊の紋章のカフスは逸話を含めてさすが英国紳士だと思います。
私も直接本人からストリーを聞いた事がありますが、あるべき姿だと思いました。
記事はこんな感じです。
文章は本間恵子さんが担当してくださいました。
ご興味のある方はお求めください。(税込み800円)
記事のpdfファイル
GOETHE Harada

Lesedi la Rona 1,109カラット!

Lesedi la Rona1,109ct

世界最大のダイヤモンド原石不落!
そのニュースは瞬く間に世界中を駆け巡った。
昨日Sothby's Londonで歴史的なオークションが行われた。
今まで発見されたダイヤモンド原石で世界で2番目に大きい1,109ctのオークションだ。
しかも原石はDカラーのTypeaであることが明らかにされていた。
最高品質でこの大きさ自体が既に記録的だが、ダイヤモンド原石が一般のオークションで販売されることが歴史的だった。
Lesedi la Rona1,109ct hold

ダイヤモンド原石はプロ向きにクローズの入札が一般的だ。
元々ダイヤモンド原石は長い間De Beersの決まった顧客(サイトホルダー)にDe Beersが決めた値段で販売、管理されてきた。
2000年にDe Beersが価格制御を放棄して以来、入札による販売が増えてきたが今回のような一般のオークションでの販売は異例だ。
100年に一度発見されるか否かの稀少性の高い原石なので今回は特別であるかも知れないが、オークション会社と鉱山会社は新たな販売方法に賭けた。
結果として試みは失敗に終わったが、英国のEU離脱の決定の直後と言うタイミングは気の毒としか言えない。
Lesedi la Rona3

最終的に61百万ドル(約62億円)まで競ったが買い手が不透明な世界情勢から今ひとつ強気になれなかったことは想像に難くない。
オークションが終了してからリザーブ価格が86百万ドルであったことが明らかになったがいささか高すぎた。
売り手は今年の5月に同鉱山より産出された813カラットの原石が63百万ドル(1カット当たり約$77,500)で販売されたことから、これより高い価格を設定したと思われる。
今回のビットの最高金額61百万ドルにオークション会社の手数料を入れると約68百万ドルになり1カラット当たりは約$62,000となる。
買い手は813カラットの原石より採算が良くないと見ていたことが分る。
今回の結果から鉱山会社は費用(手数料)と時間をかけて原石を売る事はしない可能性が高いので、下見会で見る事が出来た人は幸運だ。
Lesedi la Rona1


今となっては盛り上がりませんが以下は原石発見のエピソードです。

この原石はカナダの鉱山会社Lucara Diamondが所有しているボツワナのKarowe鉱山で産出し2015年11月16日に同社のソーティングセンター発見された。
発見したのは27歳の入社して5ヶ月未満の実習生Tiroyaone Mathaba氏。
発見した瞬間に叫びたかった衝動を抑えて低い声で 'God, it’s a diamond! It’s a diamond, it’s a big diamond!’とつぶやいたことから発見の感動が伝わる。
Lesedi la Ronaとはボツワナの言葉(ツワナ語)で“Our light”。
因みにボツワナとはツワナの地と言う意味。

Karowe鉱山の画像

Botswana Karowe Mine



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