ジュエリーコンシェルジュ原田信之

諏訪貿易が提供しているジュエリーの相続資産の査定・仲介のサイト「宝石ドットコム」の責任者:原田信之のブログ

Diamonnd Pipeline 2014 (2)

供給業者別原石金額

このグラフは原石供給の2大プレーヤーであるDe Beers(デビアス)とAlrosa(アルロサ)のシェアを示したものです。
De Beersはかつて殆どの鉱山を傘下に収め原石供給の8割を握っていたことがある独占企業でしたが、現在は南アフリカ、ボツワナ、ナミビアに自社が権利を持っている鉱山とカナダの2鉱山がメインとなっています。
とはいっても40%近いシェアのリーディングカンパニーなので未だに影響力は大です。

Alrosaはロシアの上場企業ですがロシアと地元サハ共和国が株の75%を持っている国営ダイヤモンド採掘企業です。
ロシア内の殆ど鉱山と最近ではアンゴラ、ボツワナ、ジンバブエ等のアフリカでの採掘事業にも進出しています。

原石市場はDe BeersとAlrosaの2社で約7割を占めいている寡占状態です。
2社は販売手法からみると性格の異なる企業です。
De Beersは伝統的なサイトホルダーと言う長期契約で定期購入顧客が90%で残り10%が自由参加の入札で販売しています。
より安定を重視した体制です。
対するAlrosaは64%がサイトホルダー、スポット販売が21%で残り18%が入札制なので、より変動的です。
両社が歩調を合わせれば価格の調整は可能ですが、現在は入札制と言う需給に応じた販売も少なくないので思い通りにはいきません。

2社以外の独立系の企業の多くが入札制を取り入れているので今後の相場の変動はより大きくなります。
2000年にDe Beersが価格のコントロールを放棄したことで需給に応じて相場が変動する体制が出来、その後の資産バブルに伴って大粒ダイヤモンドが高騰しましたが、入札制が値上がりのピッチを高めたことも見逃せません。

Diamonnd Pipeline 2014 (3)に続く。


Diamonds Pipeline 2014 (1)

2014年のダイヤモンドの鉱山からジュエリーの販売までのパイプラインをご説明します。
毎年5月頃に前年の統計が発表されるので2014年版が最新です。
ダイヤモンド原石がどの国からどのくらい採れて、どの業者がどのくらい販売して、どの国でどのくらい研磨され、どの国にどのくらいジュエリーとして販売されているかを示しています。
出典:Tacy Diamonds Pipeline 2014
単位:Billion US$ 1Billion US$=10億ドル 約1,150億円(US$1=¥115の場合)
ダイヤモンド原石産出国金額

国別のダイヤモンド産出金額のグラフです。
1位のボツワナと2位のロシアは毎年デットヒートしています。
この2カ国で半分近いシェアです。
ピンクのボツワナ、ナミビア、南アフリカはデビアスの牙城です。
多くの鉱山がデビアスの傘下で、特にボツワナのシェアが高く重要性の高さを表しています。
デビアスがロンドンのサイトをボツワナに移したことも理解できます。
まさにボツワナはデビアスの生命線です。
そのためボツワナ政府の発言権が高まり、現在は産出の1割をボツワナ政府に納めています。
今後も契約更改の度に年貢が増える可能性がありますが、ダイヤモンドの流通の中で儲かっているのは鉱山会社とジュエリーブランドだけと言われているので、まだ余裕がありそうです。
因みに産出量(ct)の1位はロシアで約30%のシェアです。
2位はボツワナですが、金額とは異なりシェアは約20%なのでボツワナの方が品質が高いことが分ります。
単価(1カラットあたりの価格)は鉱山の品質を表します。
以下にグラフの各国の単価を上位から列挙しました。

1.レソト共和国 $990.18
2.ナミビア $602.57
3.カナダ $1666.78
4.南アフリカ $164.76
5.アンゴラ $149.86
6.ボツワナ $147.84
7.ロシア $97.47
8.ジンバブエ $50.00
9.オーストラリア $32.76
10.DRCコンゴ $8.72
出典:Kimberley Process Certification Scheme

1,000ドル近いレソトから10ドル以下のDRCコンゴまで大差です。
レソト共和国は南アフリカ共和国の中央に位置している人口2百万人程度の小国です。
但し、ダイヤモンドの単価はダントツで大粒のTypeaの原石を多く産出することが知られています。
GRAFFさんも15%出資しているGem Diaomondsが所有しているLetšeng鉱山が有名です。
3,000メートルの高地で世界で最も高いところにあるダイヤモンド鉱山でもあります。
ナミビアの主な産地は沿岸の海底です。
内陸の鉱床が河川によって浸食され、運ばれていく間にキズの少ない高品質なものが海までたどり着いて海底に堆積したので単価が高くなります。
デビアスが所有している特殊な採掘船で海底から掘り出します。
オーストラリアは資源メジャーのRio Tintoが所有している Argyle鉱山が有名です。
1980年代後半から1990年代前半は世界一の生産量を誇りましたが、有名なピンクダイヤモンドを除くと工業用品質が主で世界最大の工業用ダイヤモンド鉱山と言われていました。
その鉱山も2020年には寿命を終えますのでこのリストからいずれ消えます。
現在オーストラリアに代わって工業用の最大の供給国はDRCコンゴです。
量ではボツワナ、ロシアに続いて3位ですが、圧倒的な単価の低さが品質を物語っています。


Diamonds Pipeline 2014 (2)に続く。






イエローゴールド ダイヤモンドイヤリング by Gimel

イエローゴールド ダイヤモンドイヤリング by Gimel

中心の鮮やかな黄色が白い花びらに映っている様子を表現した花をモチーフにしたイヤリングです。 
形の異なる5つの花びら1枚毎に大小のメレーダイヤモンドを独自に配することで、生き生きとした自然の美しさを表現しています。 
中心の彩度が高く濃いイエローのダイヤモンドは、透明で非常に稀少性の高いものです。 
イエローゴールド ダイヤモンドイヤリング by Gimel 裏面

ダイヤモンド同士が当たらないギリギリの間隔で敷き詰められたパヴェセッティングと繊細なハニカム構造のアジュール(裏取り)は、欧米の一流品を遥かに凌駕したレベルで仕上げられています。 
プロデューサーの卓越したディレクションとそれに応えるクラフトマンの技術の高さを感じさせる逸品です。

プラチナ ダイヤモンドペンダンネックレス by Gimel

プラチナ ダイヤモンドペンダンネックレス by Gimel

シルクで結ばれたリボンのようにふっくらと表現されたプラチナ ダイヤモンドペンダントネックレスです。
全体を5つのパーツに分けて組み立てる事で立体的に作られています。
中心に鏡のような輝きのステップカットをチャネルセッティング(レール留め)することでシャープな印象を与え、周りのブリリアントカットと対比させています。
パヴェセッティング(彫り留め)の配列は結び目からの皺をも想像させます。
プラチナ ダイヤモンドペンダンネックレス by Gimel 裏面

ダイヤモンド同士が当たらないギリギリの間隔で敷き詰められたパヴェセッティングと繊細なハニカム構造のアジュール(裏取り)は、欧米の一流品を遥かに凌駕したレベルで仕上げられています。 
プロデューサーの卓越したディレクションとそれに応えるクラフトマンの技術の高さを感じさせる逸品です。

プラチナ ダイヤモンドペンダントネックレス by Gimel

プラチナ ダイヤモンドペンダントネックレス by Gimel

縄目は「永遠」、ハートは「愛」を表現している伝統的なモチーフのダイヤモンドペンダントネックレスです。
ふっくらと仕上げられたダイヤモンドのパヴェセッティング(彫り留め)はまるでクッションのように優しい表情をしています。
プラチナ ダイヤモンドペンダントネックレス by Gimel 裏面

出来るだけ大粒のラウンドダイヤモンドをランダムに配し隙間を小粒で埋め尽くしたパヴェセッティングと繊細なハニカム構造のアジュール(裏取り)は、欧米の一流品を遥かに凌駕したレベルで仕上げられています。
裏面のハニカム構造を蜂の巣に見立て蜂が止まっているのは心憎い遊び心です。
因みに蜂は「繁栄」を意味します。
プロデューサーの卓越したディレクションとそれに応えるクラフトマンの技術の高さを感じさせる逸品です。
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