ジュエリーコンシェルジュ原田信之

原田信之 所有されているジュエリーの活用方法をアドバイスする株式会社ジュエリーアドバイザー アンド ギャラリー JAAG(ジャーグ)の代表のブログ。オークションの査定や百数十回に及ぶ宝石の海外買い付け、ジュエリーのプロデューサーとしての経験を生かして、相続や売却、資産性のある宝石の購入のアドバイスをします。

2007年04月

京都

芦屋の友人に招かれて、山桜の観桜会に行きました。

良い機会なので、途中、京都の嵐山に庭を見に行ってきました。

記憶に残った風景をいくつかご紹介します。


「天龍寺方丈からの曹源池庭園」
石の配置の妙を感じます。
嵐山 天龍寺 曹源池庭園







「ご存知嵐山の竹林」
とても写真では伝えられません
嵐山 竹林












「藤の花」
季節の花も京都で見ると違って見えます。
藤の花








「祇王寺 虹の窓」
苔に覆われた庭はすばらしかったのですが、写真で表現が出来ませんでした。
この窓には日本の美意識が現れています。
祇王寺 虹の窓

刻印が物語る品質

誰にでも出来るジュエリーの見分け方はないものだろうか。
ジュエリーを査定しているとそのヒントが見えてくる。
それは、裏側の刻印を良く見ることだ。
 殆どのジュエリーには金やプラチナの純度を示すものは打たれているが、その以外は石目方だけのものが大半だ。
残念ながら、そのようなジュエリーが最高の品質であることは稀である。反対にメーカー、小売店の打刻がされているものに高品質のものが多い。
但し、メーカーが自社の製品を管理するために付けている記号のようなものはその限りではない。
消費者が見て、どこのジュエリーか直ぐ分かることが前提だ。
 さらによく見ると一流メーカーの打刻がある欧米のジュエリーには石目方が入っていない。
それからは、あたかも「品質は我々が保証します」と主張しているようだ。
反対に石目方しか入っていないジュエリーは、重さしかアピールすることがなく、「品質には責任持ちません」と言っているようである。
 消費者は、メーカーの刻印の有無を品質の目安にすると良い。
また、自信のあるメーカーは、積極的に自社の名前を入れてアピールするべきだ。

続バーゼルショーリポート

既報のバーゼルショーリポートの続編が出来ました。

レポーターの最後のまとめが硬いのは、社風です。

続バーゼルショーリポート



続 カシミールサファイア

数年前にカシミールサファイアの購入に際して、アドバイスをしたことがあります。
1ヶ月程前にその方が訪ねてこられて、実際に購入したカシミールサファイアをお持ちになって見せていただきました。
メインストンとして程よい大きさのサファイアは、シンプルなリングに加工されていました。
それは、透明度の高さとベルベティな優しさを併せ持つ、紛れもないジェムクオリティのカシミールサファイアでした。
データだけでカシミール産と鑑別されたカシミールらしくないものも多い中で、よく選ばれたと感心しました。
殆ど毎日身に着けて楽しんでいるそうです。
今でも車の運転しているときに、信号待ちしていて、ついハンドルを握った指のサファイアに見とれて、後ろの車にクラクションを鳴らされることがあるそうです。
このくらい愛されると宝石も幸せですね。
知的で美人のオーナーに相応しいサファイアでした。
実は、今回カシミールサファイアについて書いたのも、この方の印象が残っていたからです。


不要な善

日経新聞のスポーツ欄 豊田泰光さんのコラム「チェンジアップ」をいつも楽しみにしています。
今日は、世の中には、「必要悪」もあれば「不要な善」もあるとして、
高校野球の特待制度叩きを「不要な善」と切り捨てています。
西武球団の裏金問題から特待生制度に飛び火して、予選を辞退する高校まで出てきていますが、そもそも野球留学などの球児のプロ化を知っていながら特待生制度を野放しにしてきた関係者も問題にされるべきと、一喝しています。
更に、才能を持った人に対する英才教育の必要性とお金がかかることを認めて、特待生制度の代わりに奨学金制度を提案しています。

私以外にもメディアの報道に違和感を感じてた方も多かったのではないでしょうか。
豊田さんのコラムは視点が斬新で常に飽きる事がありません。

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