ジュエリーコンシェルジュ原田信之

諏訪貿易が提供しているジュエリーの相続資産の査定・仲介のサイト「宝石ドットコム」の責任者:原田信之のブログ

2008年10月

カエル横断注意!

蛙横断注意






環境意識の高いドイツでは、こんな標識もあります。
山際の道にありました。
右側が山の斜面で、左側に池があります。
春になると冬眠から目覚めたカエルが一斉にこの道を横断するのでしょう。

蛙の通路






山の斜面には、カエルが乗り越えられない木の壁が作られていて、道に降りられないようにしてあります。
出口を探して、さまよったカエルは中央のV字の切れ込みに集められトンネルを通って池に出られる仕組みです。
ダムの脇の魚の水路は日本でも紹介されていますが、カエルのトンネルは見たことがありません。
晩秋の現在は、落ち葉で覆われていますが、春にはゲコゲコ鳴きながらカエルが行列してトンネルを渡っている姿を想像するとおかしくなります。



ドレスデングリーン

ドレスデングリーン









私のブログを見ていただいている多くの方が、ドレスデンと言えば、『緑の丸天井』と『ドレスデングリーン』を連想されると思います。
お待たせいたしました。
世界的に有名な緑のダイヤモンドドレスデングリーンは「新しい緑の丸天井」に展示されています。
ガラス越しですが、20センチ程の至近距離で観察できます。
さぞかし人気で人だかりがしているのかと思いきや、常に2〜3人のお客さんだけで思う存分に見ることが出来ました。

インドで発見されたとするこの世界で最も大きい天然のグリーンダイヤモンドを、アウグスト3世が手に入れたのは1742年です。
ご存知のようにダイヤモンドにおける緑色の起源は放射線です。
現在市場にあるグリーンダイヤモンドの殆どが人工的に放射線を照射してグリーンにしたものですが、これだけ古く由緒正しいものは鑑別の必要もなく、紛れも無い天然のグリーンダイヤモンドです。

ドレスデングリーン クローズアップ





実際の色は、この写真のようにかなり青味の強い緑色です。
もともと緑を青と呼ぶ習慣の日本にありましたら「青のダイヤモンド」と呼ばれていたかもしれません。

41カラットの卵型のブリリアンカットのドレスデングリーンの大きさは、ちょうど男性の指の第1関節ぐらいでしょうか。
迫力のあるサイズです。
透明度は高く姿形も良いダイヤモンドですが、彩度はそれ程高くないので色の好みは分かれます。
個人的には、スミソニアン博物館でホープダイヤモンドを見たときの落胆から比べると、十分に美しいと思います。

ドレスデングリーンを手に入れるためにアウグスト3世が支払ったのは、400,000ターレル銀貨と言われています。
因みに隣接する聖母教会(下の写真)を建てるのにかかった費用は288,000ターレル銀貨なので、世界で最も高価なダイヤモンドといわれる由縁が理解できます。
現実味は少ないのですが、もし現在オークションにかかったら幾らの値がつくか想像するのも楽しいものです。
聖母教会



緑の丸天井

覆われた緑の支柱









これが、修復後の宝物館の天井の写真です。
天井が丸くなっているので「丸天井」は分かりますが、色は白なので「白の丸天井」ではと思ったのですが、オリジナルの写真と説明を受けてやっと合点がいきました。

下の修復前の写真と見比べると、柱の上部に緑色が確認できます。

当初は「緑の柱の丸天井」と読んでいたものが略されて「緑の丸天井」になったそうです。

緑の支柱









宝物館は、1階と2階に分かれています。
2004年に再建された2階は1,089点が展示され「新しい緑の丸天井」と呼ばれています。
大きな作品は1点ごとに、小さなものも数点がまとめられてガラスのショーケースに納められ、出来るだけ至近距離で鑑賞できるように工夫されています。
2006年には1階部分も公開されました。
2階は作品にスポットライトを当てていますが、1階の「歴史的な緑の丸天井」は部屋そのものを当時のままに再現しています。
控えの間から「琥珀の小部屋」、「象牙の部屋」、「白銀の部屋」、「金塗り銀細工の部屋」、「装身具の部屋」、「紋章の部屋」、「宝石の部屋」、「ブロンズの部屋」と回ることで感情の高揚と静まりが繰り返すように計算されています。
2階の「新しい緑の丸天井」も十分に魅力的ですが、当時の装飾が再現された「歴史的な緑の丸天井」を回りながら鑑賞すると、創始者のアウグスト強王がどれだけ考え抜いて各部屋の装飾と展示の配置をしたか、思いめぐらすことが出来ます。
この1階部分は入場者を制限していますので、時間指定の予約が必要です。
予約は博物館のホームページで出来ます。
この10月は2〜3週間前でしたら予約が出来たようですが、直前に行くことを決めたので既にいっぱいでした。今回は、毎朝200名分が売り出される当日券を求めて入場しました。
10時発売のところ9時半ごろに並んで30番目ぐらいですので、発売時間ギリギリに行くと悔しい思いをするかも知れません。
新旧の緑の丸天井では、ともに日本語の音声ガイドで主な作品の解説を聞くことが出来ます。
作品が膨大なので音声ガイドに沿って見ているだけでも相当な時間を要しますが、時間に余裕のある方には是非お勧めします。
私は、昼食を取る間も惜しんで当時の雰囲気を楽しみながら回りましたので、朝から晩まで丸1日かかりました。
多くの方が「緑の丸天井」は必見だと語っている訳が、実際に回ってみて良く分かりました。
作品の量、質ともに他を圧倒しています。
まだご覧になっていない方は、ヨーロッパに行く機会がありましたら、是非足を伸ばして訪れてください。
決して期待を裏切りません。



ドレスデン

ドレスデン崩壊





今月は、月の半ばにドバイを訪問し、先週はドイツのIdar-Obersteinでカラーストンを見ていました。そして昨日からは、足を伸ばしてDoresdenに来ています。

ドレスデンは中世にはエベル川の水路で商業都市として、16世紀以降はザクセン王国の首都として発展し、華麗なバロック建築の街並みで繁栄していました。
しかし、第2次世界大戦中の1945年2月13日に英米軍の大空襲によって、一夜にして街と歴史的建造物の多くが瓦礫の山と化しました。
一番上は空爆を受けて壊滅的な被害を受けた後の写真です。戦争の悲惨さを痛感します。



ドレスデン修復後




ドイツの東西統一後に修復が始まり、現在はこのように当時の姿を取り戻しています。


さて、今回の目的は「緑の丸天井」の名称で有名なザクセン王家の宝物館を見学することです。

「緑の丸天井」は明日のブログにアップします。


ケースから見えるブランド力

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仕事柄、世界中のブランドのケースを見ることが出来ます。
伝統があり、強いブランドに共通することは、以下の3つの点です。

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外箱の色(ブランドカラー)は変えない。
常識的なサイズ

ブランド力が弱かったり、ブランドになりたい会社のケースは反対のケースが多いのが事実です。

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外箱の色(ブランドカラー)が決まってなく、目新しさを優先する。
ケースが異様に大きい。

「継続」は力です。
ブランドは1日にして成らずです。

面白いのは、ロンドンのブランドのケースです。

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このように平たいケースで、どちらも同じブランドかと思うほど似ています。
アンティークのケースの形状が平たいので、それを引き継いでいるものと思われます。
ケースにもお国柄があるのが興味深いところです。




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