ジュエリーコンシェルジュ原田信之

諏訪貿易が提供しているジュエリーの相続資産の査定・仲介のサイト「宝石ドットコム」の責任者:原田信之のブログ

2009年01月

婚約指輪の選び方

バンドリング各種








「究極の方法」

3回に渡り婚約指輪の選び方についてご説明してきましたが、何も覚えなくても簡単にふさわしいリングを見つけることが出来る究極の方法をお教えします。

それは、お母さんと一緒に行って、お母さんにとっても魅力的なものを購入することです。
お母さんとの同行が叶わなければ、身近な年配の女性で結構です。
決して、0.2〜0.5カラットの小粒のソリテールリング(立爪リング)は選ばないでしょう。
お母さんが着けられると言う事は、これからずっと楽しめるということです。

既にいい年齢になったお子さんの色々な場面にお母さんが付いてくることには反対の意見がありますが、婚約指輪選びで失敗したくない場合は是非お母さんと一緒に行ってください。
きっと、良いアドバイスをしてくれます。
彼も本当に彼女のことを考えるのなら、「お母さんにも見てもらおうか」と言って下さい。
その方が生きたお金の使い方になります。

婚約指輪の選び方が本来の宝石の装身具の選び方から逸れてしまった理由の一つは、贈る男性が購入する場面に拘わるからです。
結婚した後は奥さんが自分で選ぶので心配がありませんが、こと婚約指輪の購入は男性にとって最初で最後の晴れ舞台です。

困ったことに男性にとって、買い物は楽しみではなく勝ち負けです。
家電売り場で店員と交渉する姿を思い出すと良く分かると思います。
騙されないように出来るだけ知識を仕入れて、比較しようとします。

そのためダイヤモンドにも4Cであるとか、カットグレードであるとかに判断基準を求めがちです。
その結果、付加価値がたっぷりついた小粒のダイヤモンドのソリテールリングを比較することに奔走しています。

まずは、宝石の装身具にはスタイルがあることを第一に考えてください。
考えるのが面倒くさかったら、お母さんを連れて行ってください。

10年、20年後に、このリングを選んでよかったと言う方が一人でも増えることを願っています。



婚約指輪の選び方
婚約指輪の選び方
婚約指輪の選び方



婚約指輪の選び方

ファイブストンリング







「ダイヤモンドの大きさで決まるスタイル」

まずは、婚約指輪には決まったスタイルがあるという思い込みを捨てることです。
婚約指輪は、人生の大事な記念日を象徴する指輪(アニバーサリーリング)です。
アニバーサリーとしてのお勧めのダイヤモンドリングを予算別にご紹介します。

宝石の装身具は、世代を超えて受け継がれていくものです。
流行に左右されない宝石の装身具選びは、ジュエリーを上から見たときに宝石だけが並べられているように見え、貴金属部分が出来るだけ見えないことがポイントです。
指いっぱい広がっていれば、自ずから貴金属の部分は見えなくなります。
貴金属の部分が多くなると、フォルムが作られ時代性が出てきます。

そして、ダイヤモンドのサイズによって使い方があります。

メレーダイヤモンドのような小粒はたくさん集めて連鎖の輝きを作り、
0.3〜0.6カラットのような中粒のダイヤモンドは幾つか集めて大きな輝きを作ります。
0.7カラット以上は一粒でも十分な美しさを発揮します。

現実的には、予算である程度スタイルが決まってきます。

〇30万円ぐらいまで
 メレーダイヤモンドをたくさん連鎖させたバンドタイプリング

〇50万円〜100万円ぐらいまで
 中粒のダイヤを3つから5つ並べたスリーストンリングやファイブストンリング

○100万円以上
 0.7カラット以上で出来るだけ大きいサイズのソリテールリング(立爪リング)

もちろん、バンドタイプリングやスリーストン、ファイブストンリングで、それぞれの予算以上になってもかまいません。

選び方に失敗して、ジュエリーに幻滅し、最初で最後なんて悲しい結果にしないで下さい。
本来宝石の装身具はファッションのように年齢に応じた商品はありません。
お祖母さんからお孫さんに受け継がれても身に着けて楽しめるのが宝石の装身具です。
何十年も楽しんで、次の世代に幸せに受け継がれるのが宝石の装身具の魅力です。

婚約指輪の選び方
婚約指輪の選び方
婚約指輪の選び方

婚約リングの選び方

スリーストンリング







「指のサイズとダイヤモンドのサイズ」

では、指のサイズが違っても0.7カラット以上でよいのでしょうか。
それは、やはりバランスがあります。

8番と13番のサイズの指では異なります。
8番のリングの外径は18ミリ程度になり、直径6ミリ(0.7カラット)のダイヤモンドは8番のリングの直径の40%程度を占めることになります。
一方、13番(外径20ミリ)で同じバランスにすると8ミリの直径のダイヤモンドになり、重量では約1.9カラットにもなります。

これは計算上の比率にすぎず、実際は宝石そのものの絶対的な存在感により、指のサイズが変わってもここまで大きくなりません。
ご自分の目で、指とダイヤモンドとのバランスを確認することが一番です。

一般的には、ソリテールリングのスタイルを選ぶ際、0.7カラットサイズ以上を選ぶと後々まで楽しむことが出来ると言えます。

品質が良いと0.7カラットサイズのソリテールリング(立爪リング)は、結構高価になります。
場合によっては100万円を超えます。

残念ながら100万円も予算が無い、という方はどうしたらよいのでしょうか。
それは、無理をしてソリテールリング(立爪リング)を買わない決断をすることです。

婚約指輪の選び方
婚約指輪の選び方
婚約指輪の選び方

婚約リングの選び方

ソリテールリング







多くの方にとって、宝石の装身具にまとまった金額を使う初めてのケースが婚約リングです。
今回は、失敗しない婚約リングの選び方を4回に分けて説明します。

「小粒のダイヤモンド立爪リングを買わない」

殆どの宝飾店には婚約指輪又はブライダルコーナーがあります。
そこには、いわゆる立爪リングと呼ばれている指輪が所狭しと並んでいます。
多くの方がこの中から予算と好みに合った指輪を選んでいきます。

ここで、皆さんにお伺いします。
「結婚式の後で立爪リングを日常的につけられている方を見たことがありますか?」
殆どの方が、「見たことない」又は「何回かは見た」と答えると思います。

大枚を叩いて購入したのに、何故でしょうか。
答えは、そのスタイルにあります。

立爪リングは、英語でSolitaire Ring(ソリテールリング)でラテン語の「Solitarius(ひとりぼっちの)」に由来します。
音楽のソロに通じ、その役割をたった一人で行うことを差します。
ソリテールリング(立爪リング)の場合は、一粒のダイヤモンドだけで美しくなければなりません。
では、一粒のダイヤモンドで美しいのは、どのサイズからでしょうか。

以前に、小さいサイズから並べてどのサイズから美しさを感じるかを実験してみました。
結果は、直径6ミリぐらいから存在感が出てきて一粒でも美しさを感じました。
もちろん大きければ大きいほど美しさは増してきます。
直径6ミリのダイヤモンドは約0.7カラットです。
このことから、ソリテールリング(立爪リング)のスタイルでは0.7カラット以上がお勧めできるサイズです。
とはいえ、実情は多くの方が0.2カラットから0.5カラットのソリテールリング(立爪リング)を購入しています。
そのために、後々につけることが出来なくなっているのです。

婚約指輪とは限りませんが、年配のご婦人が1カラット以上の大粒のソリテールリング(立爪リング)を誇らしくつけられているのを見ることがあります。
それは十分なサイズがあるからこそ、なのです。


婚約指輪の選び方
婚約指輪の選び方
婚約指輪の選び方

「宝石バイヤー」という仕事

ジュエリーの基本ブック 表紙










昨年末に誠文堂新光社より「ジュエリーの基本ブック」という本が出版されました。
宝石・ジュエリーに興味ある方や業界に就職したい方のための入門書です。
巻頭にジュエリーの仕事ファイルと言う章があります。
ジュエリー業界の主な仕事内容について7人の業界人が自分の仕事について語っています。
その中で、「宝石バイヤー」という仕事について私のインタビューが掲載されています。

ジュエリーの基本ブック バイヤー原田信之





なかなか自分の仕事は体系立ててまとめる事が出来ませんが、今回は著者の宮坂敦子さんの腕が良く、自分で読んでも納得できました。
私の仕事は、そのほかに「資産性の高いジュエリーのプロデュース」と「宝石の査定」がありますが、そのベースになっているのは「宝石の買い付け」です。
6ページと言う限られたスペースですが、「宝石バイヤー」や「宝石の買い付け」に興味がある方は買ってみてください。


宮坂敦子著「ジュエリーの基本ブック」誠文堂新光社 1,890円(税込み)




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