ジュエリーコンシェルジュ原田信之

原田信之 所有されているジュエリーの活用方法をアドバイスする株式会社ジュエリーアドバイザー アンド ギャラリー JAAG(ジャーグ)の代表のブログ。オークションの査定や百数十回に及ぶ宝石の海外買い付け、ジュエリーのプロデューサーとしての経験を生かして、相続や売却、資産性のある宝石の購入のアドバイスをします。

2010年08月

「さん」づけで呼ぶ。

Same size diamonds

私の会社では、社内でも得意先、仕入先、協力工場、競合先、社員等全てに「○○さん」と等しく呼ぶことにしています。
内では呼び捨てで、外では「さん」又は「様」づけで呼んでも誠意は伝わりません。

取引先に関しては上司の意識が高ければ徹底できますが、結構難しいのが社員間の「さん」づけです。
特に男性の先輩社員は後輩を「君」で呼ぶ習慣があるので厄介です。

学校のように年齢に応じて年次が異なれば使い分けも可能でしょうが、社会に出ると年齢と役職が一致しない場合が多くなります。
また、先輩社員が後輩に「君」づけで呼ぶ時は、暗に自分が上なのだと虚勢を張っているように聞こえることがあります。

会議の席でも等しく「さん」づけで呼んだ方が意見も言いやすく、発言の扱いがより平等になります。
もちろん先輩を敬う態度は必要ですが、呼び方一つで空気がよくなるものです。

本来の言葉の使い方や歴史に囚われずに、良い空気を作る努力をしています。


Hopeダイヤモンドの従兄弟?

Wittelsbach-Graff-Diamond

以前に「Hopeダイヤモンドに兄弟?」と言うタイトルでWittelsbach Diamondの記事を書きましたが、残念ながら同じ原石から分かれた兄弟ではないことがスミソニアン博物館の分析によって明らかにされました。
ただし、類似する要素が多いので「兄弟」ではなくとも「従兄弟」程度ではと言う関係者に配慮するコメントが添えられています。

Wittelsbach Diamond、現在は「Wittelsbach-Graff Diamond」は8月1日までスミソニアン博物館にHope Diamondと一緒に展示されていると先月のブログで紹介しましたが、9月1日までに延期されたそうです。
世界中の方が訪れる博物館ですので、皆さんの夏休みを考慮したサービスではないかと思います。

いずれのダイヤモンドも美しさと言うよりは「稀少性」と「歴史」と言う意味で一見の価値があります。
為替も1ドル80円に迫るのではと言う円高ですので、これからワシントンに行く計画を立てるのも悪くないですね。

プロの道具箱(6)

-携帯ライト-

ダイヤモンド専門の方には殆ど縁がありませんが、カラーストンのチェックには携帯型のライトが活躍します。

ペン型のものが一般的ですが、私はここ数年このライトが使いよく離せません。

○ツインライト キセノンLED
宝石鑑別用ライト

白熱灯のような暖色の光を発するキセノン球(1個)と蛍光灯のような寒色の光を発するLED球(3個)を胴体のスイッチで切り替えることが出来るライトです。

白熱灯暖色

白色LED寒色

本来は、アレキサンドライトのような光源により変化する宝石をチェックするためのものですが、スター効果、キャッツアイ効果の特殊効果の宝石はもとより光が強いので様々なチェックが出来るので大変重宝しています。

アレキサンドライト 白熱灯下アレキサンドライト 蛍光灯下

特にルビー、サファイアの無処理(過熱の痕跡なし)の鑑別の手がかりになるシルクインクルージョンは、強い光源がないと見つけることが難しいものがあります。
機械で強い光を作ってチューブを通して顕微鏡で観察するのが一般的ですが、持ち運びには不便です。
経験を積むとルーペとこのライトで近い作業を場所を問わず行うことが出来ます。
指紋状等の液体インクルージョンも同様です。

シルクインクルージョン拡大


また、ヒスイの品質のチェックにも不可欠です。
参照:ヒスイの選び方

ヒスイの色むらを見る


以上のように宝石の鑑別、査定には欠かせない道具となっています。

<以前の記事>
○プロの道具箱(1)
○プロの道具箱(2)
○プロの道具箱(3)
○プロの道具箱(4)-1
○プロの道具箱(4)-2
○プロの道具箱(4)-3
○プロの道具箱(5)

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