ジュエリーコンシェルジュ原田信之

諏訪貿易が提供しているジュエリーの相続資産の査定・仲介のサイト「宝石ドットコム」の責任者:原田信之のブログ

2012年07月

第1回JGS宝石シンポジウム

日本宝石協会第1回シンポジウム実習風景

昨日、前回のブログでお知らせした第1回JGS(日本宝石協会)宝石シンポジウムが開催されました。
会場は定員を上回る参加者で盛り上がりました。

参加型体験学習として実際に宝石を手にとって美しさを確認し、ルーペと顕微鏡で観察して産地の違いと処理の有無を見ました。
実際に観察した宝石と産地は以下の通りです。

○ルビー(顕微鏡で観察)計15個

<ルビー無処理>
・ミヤンマー(モゴック)産
・マダガスカル産
・モザンビーク産

<ルビー加熱>
・ミヤンマー(モンスー)産
・ベトナム産
・マダガスカル産
・モザンビーク産

<ルビー鉛ガラス含侵処理>
・モザンビーク産

<合成ルビー>
・ベルヌイ法
・ラモラ社製
・カシャン製

○サファイア(肉眼とルーペで観察)計32個

<サファイア無処理>
・カシミール産
・ミヤンマー産
・スリランカ産

<サファイア加熱>
・スリランカ産
・マダガスカル産
・カンボジア(パイリン)産
・タイ(カンチャナブリ)産
・オーストラリア産
・ベトナム産
・中国産
・ナイジェリア産

<合成サファイア>
・ベルヌイ法合成サファイア
・ベルヌイ法+フラックス法合成サファイア

<その他>
・表面拡散処理

60人以上もの参加者が、産地と処理の異なる47個のルビー、サファイアを決まった時間内で順々に観察しながらメモを取っていく光景は圧巻でした。(トップの画像参照)
協会関係者の周到な準備で大きな混乱もなく終了しました。
サファイアのうちの6個は各自が産地と処理を当てるクイズ方式で、正解が発表になると一喜一憂の声が上がり大いに盛り上がりました。
因みに私は4問の正解で2問間違えてしまいました。

観察が終わった段階で全員が短いコメントをしました。
合成ルビーを看破する難しさについては多くの方が言及していました。
特に鑑別のプロでも経験が足りないと天然と間違えるカシャン社製のインクルージョンには驚愕の声が上がっていました。
更なる勉強が必要と感じた方が多かったと思います。

最後に中央宝石研究所の北脇裕士(博士)氏よりまとめの講演がありました。
特にルビー、サファイアの加熱の有無の判断方法についての具体的な解説が会場の興味を引いていました。

シンポジウム後に近くの中華料理店で行われた懇親会も多数が参加し、楽しい時間を過ごせました。

普段から様々な産地と処理を見ている私もこれだけの系統だったサンプルを見ることはありません。
協会関係者に感謝します。
次回も是非参加したいと思います。

[次回のご案内]

第2回JGS宝石シンポジウム
11月21日(水)
テーマ:ダイヤモンド
1.美しさとは(同質異級・同級異質)
2.天然・合成(CVD)・処理(HTHP・放射線)

詳細は協会へ直接お問い合わせください。

[問い合わせ先]
一般社団法人日本宝石協会事務局
TEL:03-5825-8150  FAX:FAX03-5825-7637 
E-mail:info@japangemsociety.org
〒101-0025
東京都千代田区神田佐久間町4-4東京美宝会館2階

日本宝石協会が体験型宝石シンポジウムを開催

モゴック産無処理Top lot and 2nd lot face up

今回は業界の方向けのご案内です。

一般社団法人日本宝石協会は、7月25日に第1回JGS宝石シンポジウム「ルビーの品質とサファイヤの産地と色味の見分け」を開催します。処理されたルビーと無処理のルビーの違いやサファイアの産地による違いを実際に手にとって顕微鏡で拡大して体験できます。参加人数は60名限定ですが、まだ少し席があるようです。既に知識のある方も実際に実物を手にとって見ることができるチャンスです。私も参加予定です。

以下、協会のプレスリリースです。


●一般社団法人日本宝石協会 第1回JGS宝石シンポジウム
一般社団法人日本宝石協会理事長  伊藤彰
趣旨とご案内
一般社団法人日本宝石協会は、業者だからできること、業者にしかできないことを題材として、宝石の信頼性向上に役立つことを皆さんと共に考え、国内外の最前線で活躍する会員が持っている情報を業界のために提供し、発信することを考えて参りました。
そして、宝石シンポジウムをその1つと位置づけ、宝石を手に取り、顕微鏡で観察することで、大自然の力を感じたり、人が手を加えた証を確かめます。自ら実物を手にとって観て体験することが、お客様に過不足なく宝石の真の姿を伝えるのに欠かせない自信となると思うからです。
第1回は、無処理、加熱処理、鉛ガラス処理のルビーを、参加者全員で観て、所感を述べ、何故価値が大きく異なるのかを討議します。また、ブルーサファイヤの産地による色味や美しさの違いを、手にとって確かめます。カシミール産、ミャンマー産、スリランカ産、マダガスカル産、オーストラリア産などの色味の違いを、自らの目で観て確認すると、お客様への説明が過不足なく進み、プロとしてお客様に信頼され、宝石の価値、販売する人々の価値が高まるのではないでしょうか。
日本宝石協会は、これから宝石を実際に手にとって観て勉強する様々なセミナーを開催して参ります。エメラルドのオイル含浸、各種色石の低音加熱処理の実験、パライバトルマリンの産地、養殖真珠のマキ等々を、現物を使用して勉強して参ります。参加者が販売現場でその経験を生かすことによって、宝石の信頼性が向上することが期待されます。
JGSシンポジウムは、単に講師の話を聞くのではなく、自ら参加し、目で確かめ、発言し、討論し、その中から真実を掴む参加型体験学習の場を意識して提供して参ります。
皆様のご参加とご協力をお願い申し上げます。

<第1回JGS宝石シンポジウム開催概要>
第1回は、ルビーの品質とサファイヤの産地と色味の見分け(参加人数60名限定)
.襯咫爾良兵舛和人佑任后N磴┐5カラットのルビーでは、高品質の無処理は数億円、加熱処理は数百万円、鉛含浸や合成は数千円と考えられています。数個ずつ並べて顕微鏡でインクルージョンを見て、その違いを確かめ、所感を意見交換する分科会です。
△匹諒石も産地によって色味が異なります。ブルーサファイヤのカシミール産、ミャンマー産、スリランカ産、マダガスカル産、オーストラリア産など異なる産地を並べ、色味の産地を見分ける分科会です。


場所:JJA会館2F/3F 〒110-8626東京都台東区東上野2-23-25
TEL:03-3835-8567 FAX:03-3839-6599
日時:2012年7月25日(水) 12時30分会場 13時開始

進行予定:
13:00〜14:45 分科会(参加者はA・B2班に分かれて観察)
分科会 
A:ルビー15個のインクルージョンを顕微鏡で見る
B:ブルーサファイヤ30個の産地による色味を見分ける
休憩15分
14:30〜15:45 分科会(参加者はA・B会場を交代)
休憩15分
16:00〜17:20 全体会議
.襯咫爾量欺萢・処理のインクルージョンについて
Aについての観察所感を発表(30分)
▲汽侫.ぅ笋了挫呂瓦箸凌味について
Bについての観察所感を発表(30分)
C羆宝石研究所 北脇裕士博士による科学的解説
18:00〜20:00懇親会予定

参加費(懇親会込み):
日本宝石協会会員と会員の社員=1人¥5,000 非会員=1人¥8,000
参加申し込み締め切り:満員になり次第締め切り。
定員60名に対し、希望者多数の場合は会員優先とし、申し込み先着順とさせていただきます。また会員1社当たり2名までの参加とさせていただきます。
参加者には詳細と参加費の振込みをご案内させていただきます。

[問い合わせ先]
一般社団法人日本宝石協会事務局
TEL:03-5825-8150  FAX:FAX03-5825-7637 
E-mail:info@japangemsociety.org
〒101-0025
東京都千代田区神田佐久間町4-4東京美宝会館2階
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