ジュエリーコンシェルジュ原田信之

諏訪貿易が提供しているジュエリーの相続資産の査定・仲介のサイト「宝石ドットコム」の責任者:原田信之のブログ

2014年01月

JAR

JAR paris

昨年の11月20日から今年の3月9日までニューヨークのメトロポリタン美術館で開催されているJARの回顧展Jewels by JARをご覧になった方から作品集を譲ってもらいました。
2002年にロンドンで始めて初めて行われた展覧会で作られた目録はJAR としてその続版です。
約4キロと言う重さと体裁は最初と変わりませんが、前回小さすぎて不評だった写真が大きくなり飛躍的に良くなっています。
様々な花、植物、蝶に代表される昆虫、動物や稲光等の自然現象から伝統的なモチーフのリボンまで作家の感性の高さに驚きます。
316枚の写真に収められたジュエリーの一つ一つが同じ香りを放ちながら、どれも個性的です。
ジュエリー作りに携われる方がご覧になったらどんなに刺激を受けるでしょうか。
もしくはどれだけこれから模倣が出てくるのでしょう。
金、プラチナ、シルバーといった伝統的な素材に加えてチタンやアルミニウム等の金属やその他の自然素材も大胆に使い分けています。
通常のジュエリーは着用性や修理のことを考えて作りますが、JARの場合は表現が優先しているので芸術家が作品としてジュエリーを作ったというのがしっくりくるかも知れません。
JARは世界のセレブリティーから依頼を受けて、依頼主の印象に合わせた特注しか作らないと言われているのでオークションに現れる一部を除いて作品が一般の人の目に触れることは殆どありません。
本格的な作品集もJAR気箸海JAR兇靴ありませんので、眺めるだけでも幸運です。
残念ながら内容は紹介できませんが、展示会の様子を少しご紹介します。
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この機会にちょっとがんばってニューヨークまで行きたいものですね。
因みにこの作品集は日本では売っていません。
美術館では1冊$800(税抜き)で購入できます。

最後にこの本をお譲り頂きありがとうございました。
重たい本をニューヨークから運んでいただき感謝の念に堪えません。



JAR
プロデューサーであるJoel Arthur Rosenthal氏の頭文字からJARと名づけられた。
Rosenthal氏は1943年ニューヨーク ブロンクスで生まれ、ハーバード大学を1966年に卒業し渡仏。1978年にパリのバンドーム広場にサロンを開いて現在に至る。

GIA GemFest

GIA

ジュエリー業界関係者の皆さんにお知らせです。
今週開催されるIJT2014に合わせてGIA Tokyoがセミナーを行います。
最新の情報に触れる好機です。
この機械に参加されてはいかがですか。

以下GIA Tokyoからの案内です。


セミナーへのご案内とご招待


このたび、東京国際宝飾展 (IJT)にてセミナーを開催いたしますので、ご案内申し上げます。今回はGIA の Executive Vice President and Chief Laboratory and Research Officer, Tom Moses によるGIAラボのアップデートと、GIA 東京ラボのAhmadjan Abduriyim 博士による東南アジア諸国のコランダム産地及びその採掘現状の撮影フィルムの上映と紹介を致します。



日程:2014年1月24日                                                    
会場:東京ビックサイト国際展示場 
国際宝飾展(IJT-2014)、会議棟605室

受付開始:13:30                                               
講演開始:14:00

尚、お席に限りがございますので、先着順とさせていただきます。定員となり次第受付終了とさせて頂きますので了承下さいます様、お願い申し上げます。   
                     
お問い合わせ: 03-5812-0315

       giatokyolab@gia.edu           
 
以上







グレーディングレポートに穴

本日の日経新聞朝刊1面「リアルの逆襲」の特集に「決算書に穴」と記事があった。
03年度以降、邦銀はこぞって中小企業向けの無担保融資に「スコアリング(評点制)モデル」を導入した。決算書を入力すると機械が自動的に信用リスクを審査するとの触れ込みで、金融庁も導入を強く後押しした。 しかし、多くは貸し倒れにつながり、日本振興銀行の破綻も招いた。決算書が信用できないという落とし穴のためだ。

これを読んで直ぐにダイヤモンドの4Cが思い浮かんだ。
スコアリング(評点制)ではないものの盲目的に価格に結びついた評価がされていることでは本質的に同じだ。
決算書だけで企業の正確な評価が出来ないように4Cだけではダイヤモンドの美しさや価値を4Cでは判断できない。

この記事はネットビジネスを行っている小規模な会社にネット取引のビックデータを解析して企業を評価し、融資をする新しいビジネスモデルを紹介している。
新たな評価システムがどの程度機能するか分からないが、宝石には取引のデータはないので評価は人がしなくてはならないことに変わりはない。

では4Cのダイヤモンドグレーディングシステムを作ったGIAはこの点を認識していなかったのか。
実はGIAが一番良く認識していてグレーディングレポートに文字は小さいながら注意事項が記載されている。(裏面ではない)
GIA Diamond Grading Report Important Limitations

最初に「このレポートは単にダイヤモンドの特徴を記したもので、保証書、評価書、査定書ではありません。」
最後に「内容については信頼できる専門家にお問い合わせください。」とある。

稀少性の高くないダイヤモンドにグレーディングレポートを添付して販売することは反対だが、少なくともプロはGIAの説明を理解するべきだ。
きちんと理解すれば4Cの説明に終始することはなくなり、ジュエリー(装身具)の魅力を追求することに注力するはずだ。



2014年のダイヤモンド相場の傾向

2014年ダイヤモンド価格傾向

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

相場の予想はしないことにしているが、新年なので今年の値動きの傾向をまとめて表を作成した。
ドル建ての海外相場の傾向で、円相場の変動は考慮していないのでご注意を。

大きな流れとしては低価格帯の需要は堅調。
片や一昨年に急騰して今年になって沈静化した0.17カラット以下の高品質は一層の下落が予想される。
特に値上がり率の大きかった0.02カラット以下は顕著であろう。
0.18〜0.89のいわゆるポインターはブランドのブライダルジュエリーが引き続き好調なので高品質は強めに推移するのでは。
新興国需要はスローダウンだが富裕層の大粒ダイヤモンドへの関心は衰えていないため歴史的には高値でも当面は現状維持が続きそう。
但しサイズ的に中途半端感がある1カラット前後の高品質は弱含みと思われる。
もちろん世界経済に大きな変動があれば全く違った展開になるのはご理解いただきたい。

当たるも八卦、当たらぬも八卦。


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