ジュエリーコンシェルジュ原田信之

諏訪貿易が提供しているジュエリーの相続資産の査定・仲介のサイト「宝石ドットコム」の責任者:原田信之のブログ

2014年02月

ジュエリーの資産価値講座

Gold 3月号表紙

2月7日発売の世界文化社刊雑誌「GOLD」の特集「ジュエリーの資産価値講座」で資産としてのダイヤモンドの購入方法についてアドバイスしました。
サイズ、シェイプ、カラー、クラリティーの選び方を説明しています。
ご興味がある方は雑誌をお求めください。
Gold ジュエリーの資産価値講座



GIA GemFest 3

6.DiamondCheck(機械の名称)
GIA DiamondCheck close up
ダイヤモンドを天然であるか人工又は高温高圧処理の可能性があるものを分ける装置の紹介

 
大きさ:トースター大
対象サイズ:0.01-10.00ct
計り方:フェイスダウンで一つ一つ置く
計測時間:1個5秒以内(小粒には5秒以上かかる場合がある)
計測装置:フーリエ赤外分光光度計で計って分析。
カラーの範囲:DからNカラー
対象:原則としてルースのみ
(De BeersのDiamondsureは可視分光と紫外線の領域を見ているので全く違う)
GIA DiamondCheck


○結果は3つに分けられる

1.天然ダイヤモンド

2.ダイヤモンドであるが、合成か処理の可能性があるのでラボにて更なる鑑別が必要
 (Typeb、Type兇分類される)

3.類似石 
(モアサナイトやキュービックジルコニアのようなダイヤモンド以外の類似石)

きちんと使われるなら精度は100%
グリーンが天然であるか放射線であるかの判断は出来ない。
世界の8つのダイヤモンド取引所に貸し出す(東京含む)
オペレーターの訓練は1時間程度
1台$23,900(約250万円 税別 $1=\105 )


GIA GemFest以上。

GIA GemFest 2

3 ダイヤモンドのファンシーカットのグレーディングの研究
GIA Fancy shape Grading

ファンシーカットは面が多く面と面の角度が低くなり従来のラウンド用の装置では計れない。
例えばガードルはラウンドより波が不規則で厚みの差が大きい。
評価するためにはシェイプ毎に一つの正確なのモデルを作らなくてはならない。
装置による評価と肉眼で見た評価の一致が重要
シェイプによって見方も変わる。それぞれのシェイプの応じた計り方と計算の仕方が必要。
全てのファセット面の光の具合を計る装置を開発した。
輪郭、ファセットパターン、ウインドウの評価の研究を進めている。

 
4.カラーストンの産地鑑別の研究
古い鉱山だけでなく新しい鉱山からもサンプルを集める
母岩の起源を調べたり、同じタイプの母岩で異なる鉱山の違いを調べる。

<フィールドワーク>

○大理石を母岩としたルビーはミャンマー、アフガニスタン、タジキスタン、ベトナムなどで産出されたルビーの違いがあるか
特徴、インクルージョン、成長の形、組成の違いを調べる。
○ザンビアのエメラルド
ザンビアのムサカシ(Musakashi)鉱山で産出しているエメラルドはコロンビアの特徴とそっくり、三相インクルージョンも存在。
屈折率、分光スペクトルなども殆ど同じ。
コロンビア産と見分けるには微量元素を計らなくてはならない。

5.パールの研究
産地のサンプルを集めて特徴を調べる

<フィールドワーク>

オーストラリアの西岸のパスパレーの南洋真珠をバンコクチームが数年かけて研究。
天然真珠は貝のどの部分に作られるか。養殖真珠との違い。
2万個以上の野生のPinctada Maxima貝を集めて内部を調べた。
天然真珠は貝殻の軟体動物体内で異なる数箇所で見つかり、養殖真珠と異なる。
その特徴を調べている。

GIA GemFest続く。

GIA GemFest 1

GIA GemFest

1月24日(金)にGIAが主催した講演GIA GemFestの内容を3回に渡ってレポートします。

GIA Executive Vice President and Chief Laboratory and Research Officer Tom Moses氏 によるGIAラボのアップデート(最新情報)

1.ダイヤモンドの色を改良するHTHP(高温高圧)処理の多様化の研究
処理業者からサンプルを取り寄せて研究しているがどのような処理をしているかの情報はない。
高温高圧処理された後のダイヤモンドはさらに放射線照射処理をも行うようになってきて、より高度かつ正確な分析技術が必要。
また、今後はどのような処理法は現れるかを要注目。
 

2.イエローとグリーンダイヤモンドの研究
天然のダイヤモンドの色には何が起因するか調べている。
グリーンに関しては地下で天然の放射線を長い時間受けて加熱圧力を受けて色が変わるものと人工で処理されたものの違い
イエローの色の起源は窒素であることは知られているが、結晶成長時に取り込まれる窒素も1個の窒素が1個の炭素と入れ替わる置換型(Typeb)が地下で長い間圧力を受けて凝縮していく(Typea )が天然の特徴を調べて合成のものとの違いを研究する。

 
<フィールドワーク>

2008年からジンバブエからグリーンのダイヤモンドが出てきて、2012年にはムロア地区から40万カラットのグリーンのダイヤモンドが出てきた。
原石を取り寄せて天然のグリーンの特徴を分析した。
天然のグリーンダイヤモンドが研磨されたら人為的に放射線照射処理されたダイヤモンドとの違いは分からないが、原石段階では地下自然界で放射線照射を受けた後の原石表面にスポットがあったり、グリーンものと褐色のものが存在したりすることが特徴である。
原石をレーザーでスライスしてどのくらいの厚みでグリーンが存在する等の研究をしている。

 
GIA GemFest続く。
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