ジュエリーコンシェルジュ原田信之

原田信之 所有されているジュエリーの活用方法をアドバイスする株式会社ジュエリーアドバイザー アンド ギャラリー JAAG(ジャーグ)の代表のブログ。オークションの査定や百数十回に及ぶ宝石の海外買い付け、ジュエリーのプロデューサーとしての経験を生かして、相続や売却、資産性のある宝石の購入のアドバイスをします。

2014年06月

GIA GemFestセミナー(東京)

GIA GemFestセミナーのご案内です。
毎回レベルの高い情報を無料で提供しています。
今回のテーマはカラーストンの鑑別です。
まもなく始まるGIA Tokyoでのカラーストンの鑑別サービスについても詳細が発表されます。
国際的な鑑別についての最新情報が得られるのでプロの方にはまたとない機会です。
金曜の夕方に専門知識のアップデートされてはいかがですか。

以下GIAからのリリースです。

GIA GemFest Tokyo

セミナーへのご案内とご招待

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご厚情を賜り厚くお礼申し上げます。
このたび、当社主催セミナーを東京で開催致しますので、ご案内申し上げます。

今回はGIAカールスバッドラボDino De Ghionnoシニアマネージャーによる「GIAラボのカラーストーン鑑別におけるチャレンジとそのアップデート」、
Dino De Ghionno
及びGIA東京ラボのAhmadjan Abduriyim博士による「GIA東京ラボのカラーストーン鑑別サービスの開始とそのアップデート」を紹介致します。
Ahmadjan Abduriyim
ご多忙中とは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご参加下さいますようお願い致します。

敬具


2014年6月26日
ご関係者様各位
GIA Tokyo合同会社
代表責任者 岡田眞理


日時:2014年7月11日(金)
受付開始:16:30
講演開始:17:00
質疑応答:18:30

会場:オーラム 〒110-0015 東京都台東区東上野1-26-2 
Tel: 03-5812-1123
  
 

尚、お席に限りがございますので、先着順とさせていただきます。会場にて定員となり次第受付終了とさせて頂きますので了承下さいます様、お願い申し上げます。

お問い合わせ:03-5812-0316
 
giatokyolab@gia.edu
               







橋本コレクション @国立西洋美術館

橋本コレクション at国立西洋美術館

以前のブログでもご紹介した橋本コレクションが2014年7月8日(火)〜9月15日(月)に国立西洋美術館で展示されます。3年前にミキモトホールで40点が展示されましたが、今回は300点と充実しています。この機会に四千年の指輪文化に触れてみませんか。遠方の方は夏休みのスケジュールに入れておいても良いですね。
以下美術館のリリースです。

橋本コレクション 
指輪 神々の時代から現代まで ― 時を超える輝き


会期:2014年7月8日(火)〜9月15日(月・祝)
開館時間:午前9時30分〜午後5時30分 毎週金曜日は午前9時30分〜午後8時
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし、7月21日、8月11日、9月15日は開館)、7月22日(火)
主催:国立西洋美術館、東京新聞
後援:一般社団法人日本ジュエリー協会 公益社団法人日本ジュエリーデザイナー協会
協力:神戸ファッション美術館、公益財団法人西洋美術振興財団
観覧料金:当日:一般1,400円、大学生1,200円、高校生700円      
前売/団体:一般1,200円、大学生1,000円、高校生600円
※前売券は5月10日(土)から7月7日(月)まで販売。
ただし、国立西洋美術館では7月6日(日)まで販売(一般のみ)。
前売券の販売場所はこちらでご確認ください。
※7月8日(火)からは当日券販売。
※オンラインチケットはこちら。
※団体料金は20名以上。
※中学生以下は無料。
※心身に障害のある方および付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳をご提示ください)。

本展は、指輪を中心とする宝飾品約870点からなる「橋本コレクション」が国立西洋美術館に寄贈されたことを記念する企画で、2012年に本コレクションを収蔵して以来、初のお披露目の場となります。橋本貫志氏(1924-)が収集した760点あまりの指輪は、年代や素材に偏りがなく、極めて広範な内容を持っています。本展では約300点の指輪を一挙に公開し、橋本コレクションの個性豊かな顔ぶれをお楽しみいただきます。
スカラベリング

最も古い指輪のひとつは、4000年前の古代エジプトにさかのぼります。このフンコロガシの形をしたスカラベの指輪は、飾りではなくお守りとして用いられました。一方、現代のブルガリは、古代ローマのコインを金のリングと合体させ、時間と用途の枠組みを超えた作品を生み出しています。指輪の歴史は、ダイヤモンドの輝きを追い求める歴史でもありました。原石の形をとどめたポイントカットから、まばゆい光を放つ現代のブリリアントカットまで、それぞれの輝きを見比べます。

指輪は孤立した世界ではありません。そこで、神戸ファッション美術館が所蔵する18世紀から20世紀前半の衣装をマネキンに着せて展示し、指輪を各時代のモードの中に位置づけます。マリー・アントワネットに代表されるロココ時代の宮廷ファッションから、20世期前半のモードを率いたココ・シャネルにいたる衣装を、各モードを反映した指輪とともにお楽しみください。

本展ではさらに、指輪に表された小世界を当館所蔵の絵画や版画と比較して、新旧コレクションの融合を図ります。国立西洋美術館の長所を生かした展示を通して、新たな切り口から西洋文化の魅力に迫る絶好の機会です。


この他、講演会スライドトークも予定されています。詳細はそれぞれのページをご覧ください。
展覧会特設サイト

ダイヤモンド Style Guide

ダイヤモンド Style Guide

先月インク・インコーポレーションさんから発行された「ダイヤモンド Style Guide」にインタビュー記事が掲載されていますのでご紹介します。
「ダイヤモンド Style Guide」は内外ブランドのダイヤモンドジュエリーの概要とジュエリーを豊富に掲載しています。
加えて買い方やお店の選び方も丁寧に書かれています。
専門家が書いた本ではなく、ジュエリーのユーザーでもある女性編集者の目線でまとめられているのが特徴です。

以下掲載文です。

○ダイヤモンドのバリュー

ここまでダイヤモンドが注目されている今、私たちもダイヤモンドの資産性についてぜひ知っておきたいものです。
 そこで、日本のジュエリー界を100年以上に渡って牽引してきた諏訪貿易でジュエリーの査定をしている原田信之さんに、ダイヤモンドジュエリーの選び方について話を聞きました。原田さんは、長年世界中で宝石の買い付けを行ってきた宝石のエキスパートです。

知らない人が多い、“ 2種類のジュエリー“

「まずジュエリーには、“宝石の装身具”と“貴金属の装身具”の2つの種類があることを知ることが大切です。“宝石の装身具”とは、宝石を活かすためにデザインされているもので、どんな年齢の人でも着けられますし、流行と関係がないので、いつの時代でも着けられます。一方、“貴金属の装身具”はデザインがフォルムから入っているもので、付加価値をつけるために宝石があしらわれています。宝石を活かそうという発想ではありません。ひとつのブランドでも“宝石の装身具”と“貴金属の装身具”の両方を作っているところが大半なので、分かりづらいのですが、宝石を活かすデザインは宝石がある程度大粒でなくては成り立たないので、価格が高くなります。これが本当のジュエリーなのです。もちろん、パヴェダイヤを使い、流行を意識したデザインの“貴金属の装身具”も、身に着けて楽しむという大きな意味があります。これも大切なことです」
 ただし、ジュエリーを売却する時、“宝石の装身具”は買値と同じ位の価格で売れる可能性もあり、“貴金属の装身具”はかなり安くなってしまいます。ですから、ジュエリーの資産性を考える時には、この2つの区別が分かっていないとなりません。
 さらに、ダイヤモンドの石自体も資産性のあるものとそうでないものがあります。
「宝石の品質で大きさというのは、とても大きな要素なのです。ダイヤモンドだと、4Cという評価が広く知られていますが、大きさ以外の3C(カラー、クラリティー、カット)の部分を少し妥協しても、より大きなものを買った方が良いと思います。エンゲージリングの場合、男性もリング選びに関わってきますが、男性は基本的にスペックが好きです。そのため、3Cの評価がより高いものを求める傾向があります。すると、必然的にダイヤモンドの大きさは小さくなってしまいます。アメリカの場合は、エンゲージリングは1カラット以上を目指します。予算は日米で大きく変わりませんから、3Cの評価は低くなりますが、大きさがあると年齢を問わず身につけることも出来ますし、資産性も高くなります」

十年に一度くらい余裕資金で大粒を

 資産性を考えるなら、大粒のダイヤモンドを10年に1度位、何かのアニバーサリーに買うというのも良い。
「旦那様の車の金額位は理解得やすいとすると、車は普通100万円から300万円位でしょうか?その位の金額だと、ある程度大粒のダイヤモンドが買えます」
 ダイヤモンドジュエリーはジュエラーで買っても良いですが、オークションで気に入ったものを買えたら、大変お得とか。
「ジュエリーの価格はかなりの部分が流通マージンなのですが、
オークションでは流通マージンを除いた価格でスタートするので驚くような価格で手に入るチャンスがあります。ただし、見る目が必要です。一流ブランドのものはある程度信頼できるので、不安でしたらブランド物で選ぶのも良いでしょう」
 日本でも気軽に参加できるオークションがいくつかありますが、毎日オークションさんは出品数が多く手ごろな価格からありますので始めての方でも参加しやすいと思います。
 ダイヤモンドは選び方によって、確かに資産価値を持ち、経済危機、戦争等、有事の時ほどパワーを発揮します。しかし、原田さんは資産としてだけで買ってほしくはないと言います。
「宝石は“楽しみ半分、資産半分”という気持ちで買っていただきたいと思います。投機はしてほしくないです。身に着けて何十年も楽しんだ後も価値を持つものって、宝石しかないのです。ぜひ身に着けて美しさを楽しんで、心地良さを感じてほしいと思います」
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原田信之

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