ジュエリーコンシェルジュ原田信之

原田信之 所有されているジュエリーの活用方法をアドバイスする株式会社ジュエリーアドバイザー アンド ギャラリー JAAG(ジャーグ)の代表のブログ。オークションの査定や百数十回に及ぶ宝石の海外買い付け、ジュエリーのプロデューサーとしての経験を生かして、相続や売却、資産性のある宝石の購入のアドバイスをします。

2021年02月

SUWA公式オンラインショップスタート

news

諏訪貿易株式会社が展開しているSUWAブランドジュエリーの公式オンラインショップが本日よりスタート

特徴は完全オーダー!でもただの受注生産とは違います。

ジュエリーコンシェルジュがピックアップした
SUWAの完全オーダーの3つの安心!

1.その人にあったサイズで作るのでリングに負荷がなくバランス良く仕上がり、耐久性も高くなりますので既製品のサイズ直しとは違います。しかも、2年間と言う長い無料修理保証がついてくるので思わぬ修理が発生しても安心です。サイズが合わなくなっても大丈夫。エタニティーリング(全周リング)も対応なんて太っ腹です。

2.大自然が生み出した宝石は一つ一つが異なりますので、厳しい品質管理をしていても厳密にはジュエリー毎に僅かな違いがあります。SUWAの完全オーダーでは製作に入る前に裸石で確認が出来ます。納得してから買い物が出来るので安心です。
このような裸石のメールが事前に届きます。

loose

このリングの裸石です
K75454DIRU


3.ご購入の前に現物を確認したい場合は専用フォームから申し込んでお近くの取扱店で確認してからオーダーすることも出来るので安心です。試着してから直接オンラインショップで注文することも、そのまま取扱店で購入することも出来て便利です。お馴染のお店でしたらポイントもゲット出来るので嬉しいですね。

その他にケースの選択や日付や文字の打刻のサービスもありますので、ご婚約等のプレゼントにも対応しています。

詳しくはホームページでご確認ください。
オンラインショッピングガイド



ジュエリーアドバイザーの仕事帖

Minimum Metal、Maximum Gemのジュエリー上面

「ジュエリーは壊れる」
 「なぜ、リングの地金をこんなに厚く作るのですか?」「ヨーロッパのジュエリーのようにもっと繊細に作ったほうがエレガントではないでしょうか?」とまだ若かった私は怖いものなしで、当時すでに日本のジュエリーデザイナーのトップに上り詰めていた方に詰め寄りました。「これでいいのよ。日本のユーザーはこのくらい丈夫に作らないと直ぐに変形させてクレームになるの。ヨーロッパのユーザー並に扱いを分かっている人は限られているから。」と冷めた回答が返ってきました。若造ながら日本のマーケットを知り尽くしている業界の先輩の言葉に違和感を抱いたことを今でも鮮明に覚えています。
 ヨーロッパは伝統的に階級社会であり、ジュエリーを購入する層はある程度のクラスに属していてジュエリーのTPOや扱い方に精通しています。翻って日本はジュエリーの歴史が浅く、扱い方に慣れていない方が多いのも事実です。郷に入っては郷に従えとは言いますが果たしていつまでもその考え方のままでよいのでしょうか。
 確かに結婚指輪に代表される貴金属メインのジュエリーは何十年と着けっぱなしにする人がおり耐久性が必要とされます。一方、宝石がメインのジュエリーではどうでしょう。宝石の美しさを引き出すためには宝石を支えている貴金属が少ないことが理想とされます。これがMinimum Metal(ミニマムメタル)Maximum Gem(マキシマムジェム)の考え方です。もちろん身につけたら直ぐに壊れて宝石が外れるようでは困りますので、最低限の耐久性は必要です。大切なのはジュエリーの中には美しさを引き出すために工芸作品のように繊細なものがあり、そう言ったジュエリーの扱いには注意が求められると言うことです。
Minimum Metal、Maximum Gemのジュエリー裏面
Minimum Metal Maximum Gem

 ジュエリーが壊れて売り場に持ってくる方の多くが「何もしていなのに壊れた」とおしゃります。ジュエリー自体の耐久性に問題があることもありますが、マジックではないので何もせずに壊れることはありません。誤解を防ぐためにも販売時には「扱いによってはジュエリーは壊れます」とはっきり伝えることです。作業時には外すのは当然のことながら、意外なケースとしては両手にはめたリング同士が拍手することで当たって変形すると言った事例があるのも覚えておいて頂きたいところです。とは言っても腫れ物に触るように扱う必要はありません。使っていて自然につく擦り傷程度なら磨き直せば殆ど元に戻るので神経質になることはありません。  
 万が一壊れてしまったとしても殆どの場合修理は可能です。プラチナやゴールドで作られるのは腐食しづらい事だけでなく修理が容易な点も理由です。特にプラチナは宝石の装身具の素材として優秀です。粘性が高いために宝石を留めた爪が外から衝撃を受けても摩耗せずに伸びて宝石をホールドし、直ぐに外れるのを防いでくれます。
プラチナの爪が衝撃で伸びる(使用前、使用後)
プラチナの爪が衝撃で伸びる(使用前、使用後)

世代を超えて楽しめてこそジュエリーです。大切に使って長い間宝石の美しさを堪能して頂きたいと思います。
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原田信之

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