数年前にカシミールサファイアの購入に際して、アドバイスをしたことがあります。
1ヶ月程前にその方が訪ねてこられて、実際に購入したカシミールサファイアをお持ちになって見せていただきました。
メインストンとして程よい大きさのサファイアは、シンプルなリングに加工されていました。
それは、透明度の高さとベルベティな優しさを併せ持つ、紛れもないジェムクオリティのカシミールサファイアでした。
データだけでカシミール産と鑑別されたカシミールらしくないものも多い中で、よく選ばれたと感心しました。
殆ど毎日身に着けて楽しんでいるそうです。
今でも車の運転しているときに、信号待ちしていて、ついハンドルを握った指のサファイアに見とれて、後ろの車にクラクションを鳴らされることがあるそうです。
このくらい愛されると宝石も幸せですね。
知的で美人のオーナーに相応しいサファイアでした。
実は、今回カシミールサファイアについて書いたのも、この方の印象が残っていたからです。