コメント一覧 (3)

1. • 1. エステン
   • 2007年05月25日 21:41
   • ご無沙汰しています。
     
     こちらでピジョンブラッドについて明確に説明していただきありがたく思ってます。
     
     濃い赤と言うのは時の誤解を生むと思うのですが。
     
     よくライトをあてて濃い赤が良いという人がいますが、私はどんな光の元でも輝く濃い赤が良いと思っています。
     格好良くいえば明度が高いとでも言うのでしょうか。
     
     それに「透明度が高い」というのはどんなジェムにも共通の価値観と思うのですがどうでしょうか。
     
     勿論、ブッラクオパールの透明感とコランダムやベリルの透明感の意味合いは若干は違うと思いますが。
     
     
2. • 2. 原田信之
   • 2007年05月26日 10:36
   • エステンさん
     
     お久しぶりです。
     
     ヨーロッパの宝石商が伝統的に「ピジョンブラッド」と言うルビーは、実際には、かなり濃く、少し暗い所では黒くなってしまうものが多いのが事実です。
     それらは、ペンライトを当てるとピンクでもオレンジでもない真っ赤になります。
     
     また、ペンライトを当てなくても天然光の下で生き生きとした燃えるような赤色を発しますので不思議です。
     
     最近、鑑別業者が「マーケットではピジョンブラッドと呼ばれているような色」記している範囲の方が広く、少し明るいものも含まれています。
     
     透明度は、無処理と加熱処理したものでは、明らかに無処理のものの方が高くなるのが一般的です。
     ただし、高いといっても合成石のようにはなりません。もともと宝石は「不完全」でその「不完全性」を楽しんでいるのです。
3. • 3. ゆも
   • 2007年05月30日 00:17
   • いつもお世話になっております。
     ここでは、はじめてコメントさせていただきます。
     
     最近、グベリンがルビーの鑑別書に「ピジョンブラッド」と表記することがある‥という話を耳にしました。しかも、鑑別書に「ピジョンブラッド」を記されたルビーの色は、これまで伝統的に言われてきた濃い赤色ではなく、やや明るめにシフトした赤色もあるそうです。
     
     グベリンなら莫大なデータを統計処理して基準を設けたからこそ、このような表記をしているのでしょうね？でも、たとえそうであっても、客観的な結果を示すべき鑑別機関が、「ピジョンブラッド」という品質の優劣を示唆するような表記をするのは、如何なものでしょう。
     
     ましてや、グベリンのように、対象物の価格に大きな影響力を持つ権威ある鑑別機関であれば、なおさら‥と思うのですが。