香港 オークション会場








5月30日開催の香港クリスティーズオークションに参加しました。
ロット数430点、午前11:30から午後8時まで、途中1時間の休憩を挟みますが、連続8時間半の長丁場です。
高額品の世界的な需要の高さを背景に結果は、落札金額合計38百万ドル落札率82%(ロット数)、88%(金額)と好調を維持しています。

 オークションで人気のあるものは、二つと無いようなユニークなものか、D I Fのような特別なレポートが付いて一見分かりやすく思えるものか、所有者や来歴に魅力のあるもののいずれかです。
残念ながら、高品質でも特別なレポートが付いていないものは、プロしか競らないので、値上がりは限られています。見方を変えれば、目さえ利けば、掘り出し物はあります。

 オークションの競りあがる仕組みに電話によるビットがあります。
会場に来ることが出来ない人や公に顔を出したくない人が電話でオークションに参加します。
20万ドル(約2千4百万円)を超える商品の殆どは、競り落とされます。
香港の場合は、各国担当の30人ほどのオークションの社員が顧客の代わりにビットします。
顧客は、実際に会場にいない分、想像が膨らみ、ビット問う係の声から臨場感が高まり、場合によっては、平常心を失い深追いをすることがあります。
これは、スポーツ等のラジオの実況に興奮するのに似ています。

 無処理と処理のカラーストンの価格差がますます広がっています。
特にルビー、サファイアの加熱の有無は以前では考えられないほどになっています。
更に産地の差も加わり、同じ宝石種でも価値はピンキリです。
但し、産地が良く、無処理でも美しくなければ意味がないので、注意が必要です。
実際に、今回もそのようなものが高値で落札されていました。