本日の日本経済新聞によると、

英豪資源大手リオ・ティントは12日、カナダのアルミ大手、アルキャンを買収することで合意したと発表した。
買収額は381億ドル(4兆6500億円)。
両社のアルミ地金生産量は合計で420万トン強に達し、統合後は世界首位に躍り出る。これを機に世界の資源大手の再編が加速する可能性もある。
現在、資源メジャーと言われているのは、英豪系の「リオ・ティント」、同じく英豪系の「BHP Billiton」、英「アングロ・アメリカ」の3社に加えて、ブラジルの「CVRD」、スイスの「エクストラータ」。
また、リオ・ティント自身もアルキャンを買わなければ、BHPの標的になったとの見方出ている。

アルミ業界の再編に関する記事ですが、ダイヤモンドの世界にも無縁ではありません。
ダイヤモンド原石の将来の主導権を誰が握るかを左右することですらあります。

上記の記事のように資源メジャーと言われている会社の中で、現在ダイヤモンドの原石で高いシェアを持っているのは、DTC(De Beers)の親会社の「Anglo American plc」、オーストラリアのArgyle鉱山とカナダのDiavic鉱山の他ジンバブエにも鉱山を持っている「Rio Tinto Zinc」、カナダのEkati鉱山の「BHP Billiton」の3社です。
その他は、会社ではありませんが、「Russia」に加えてイスラエル人の「Lev Leviev」氏率いるグループがあります。
正確にはわかりませんが、シェアはDTCが40〜45%、Russiaが20%前後、残りをRio Tinto Zinc、BHP Billiton、Lev Levievが分け合ってその他は10%未満と思われます。

もし、新聞記事のようにBHPがLio Tintoを買うようにことになっていたら、DTC、Russiaに続く勢力が生まれて、構図がすっかり変わっていました。

ダイヤモンドの価格は、長いことDe Beers(DTC)1社が制御してきましたが、
1995年 ロシア産原石の独占販売終了
1996年 Argyle鉱山(Rio Tinto Zinc)カルテル離脱
1998年 3 grainer(0.75ct)以下の原石(研磨済み0.2ct)の価格調整放棄
1998年 カナダEkati鉱山(BHP Billiton)ダイヤモンド原石をDe Beersに供給(2002年終了)
2000年 De Beers原石価格調整全面的放棄
2001年 カナダDiavic鉱山(Rio Tinto Zinc)本格稼動
と独占が崩れてきました。

最近では、各グループの原石販売が入札制に変わり、需給を反映したものになってきました。
入札制と世界的な所得の格差によって生まれた高額品の需要が重なった結果、大粒で稀少性の高いダイヤモンドの価格の高騰が生まれています。

これからも、川上の動きに目が離せません。