覆われた緑の支柱









これが、修復後の宝物館の天井の写真です。
天井が丸くなっているので「丸天井」は分かりますが、色は白なので「白の丸天井」ではと思ったのですが、オリジナルの写真と説明を受けてやっと合点がいきました。

下の修復前の写真と見比べると、柱の上部に緑色が確認できます。

当初は「緑の柱の丸天井」と読んでいたものが略されて「緑の丸天井」になったそうです。

緑の支柱









宝物館は、1階と2階に分かれています。
2004年に再建された2階は1,089点が展示され「新しい緑の丸天井」と呼ばれています。
大きな作品は1点ごとに、小さなものも数点がまとめられてガラスのショーケースに納められ、出来るだけ至近距離で鑑賞できるように工夫されています。
2006年には1階部分も公開されました。
2階は作品にスポットライトを当てていますが、1階の「歴史的な緑の丸天井」は部屋そのものを当時のままに再現しています。
控えの間から「琥珀の小部屋」、「象牙の部屋」、「白銀の部屋」、「金塗り銀細工の部屋」、「装身具の部屋」、「紋章の部屋」、「宝石の部屋」、「ブロンズの部屋」と回ることで感情の高揚と静まりが繰り返すように計算されています。
2階の「新しい緑の丸天井」も十分に魅力的ですが、当時の装飾が再現された「歴史的な緑の丸天井」を回りながら鑑賞すると、創始者のアウグスト強王がどれだけ考え抜いて各部屋の装飾と展示の配置をしたか、思いめぐらすことが出来ます。
この1階部分は入場者を制限していますので、時間指定の予約が必要です。
予約は博物館のホームページで出来ます。
この10月は2〜3週間前でしたら予約が出来たようですが、直前に行くことを決めたので既にいっぱいでした。今回は、毎朝200名分が売り出される当日券を求めて入場しました。
10時発売のところ9時半ごろに並んで30番目ぐらいですので、発売時間ギリギリに行くと悔しい思いをするかも知れません。
新旧の緑の丸天井では、ともに日本語の音声ガイドで主な作品の解説を聞くことが出来ます。
作品が膨大なので音声ガイドに沿って見ているだけでも相当な時間を要しますが、時間に余裕のある方には是非お勧めします。
私は、昼食を取る間も惜しんで当時の雰囲気を楽しみながら回りましたので、朝から晩まで丸1日かかりました。
多くの方が「緑の丸天井」は必見だと語っている訳が、実際に回ってみて良く分かりました。
作品の量、質ともに他を圧倒しています。
まだご覧になっていない方は、ヨーロッパに行く機会がありましたら、是非足を伸ばして訪れてください。
決して期待を裏切りません。