本日は、ジュエリーの撮影に立ち会いました。
写真家は、雑誌の世界では予約がいっぱいで、なかなか撮ってもらえない人気の方です。

プロデューサー(発注者)の意図を汲み取り、写真家が表現します。

アングルを決めて助手に指示を出し、四方八方からのライトを一つずつ角度、強弱の微調整をしていきます。
一つが決まると、次は別なライトを全く違った方向から同じように調整します。

あたかもオーケストラの指揮者が楽器毎に演奏させているかのように見えます。
「はい、バイオリン。」
「そこ、そこのところもっと情熱的に!」
「ここは若い男性が意中の女性に求愛している場面だ!」

   ↓
「はい、そのライト。」
「もう少し、右ななめ上から!」
「更に強く!」

このように、8個ものライト一つずつを、繰り返し、繰り返し調節していきます。
そして、最後に全てのライトをいっぺんに当てて一気に撮ります。
驚くことに写真家には、一つ一つのライティングを調節しているときに、全部のライトが点灯した時のイメージが出来ているのです。

プロデューサーと写真家、双方が満足するまでこの作業は続けられます。
時には、1枚の写真に2日がかりのときもあります。
そこには、妥協がありません。

宝石の買い付け、ジュエリーのプロデュースも基本は同じです。
初心に帰る思いで、スタジオを後にしました。