会議で大事なのは、年齢や役職に囚われずに自由に意見を出すことです。
そして、満遍なく指名して意見を引き出すことが、司会の大きな役割です。
しかし年功意識の高い日本の社会では、会議の席順も年齢や役職の高い人が上座に陣取ることが良くあります。
気がつくと私も社内で上から数えて何番目の年齢になってきました。
そこで数年前の本社移転に伴い会議用テーブルが新調されたのを機に、意識的に座る位置を変えるようにしました。
色々な理由をつけて真ん中や下座に座ります。
私がそうすることで座る位置による序列が崩れ、司会もランダムに指名しやすくなるのではと考えたからです。
会議は司会の技量によるところが大きいのですが、環境を整えて「空気」をつくる工夫も必要です。
重役さん、たまには座る位置を変えてみませんか。
きっと貴社の方々は、常日頃からお作法にもきちんとしていらっしゃる方ばかりなのではないでしょうか?
目上を敬う、という様な心が常に根底におありになるからこそ、会議の際の試みも活きてくるのですね。
世の中、先ずはピラミッドを認識させないといけないという場合が多いですから。