Silver Finger Size Gauge

「ボンレスならず、斜めならず。」
あるジュエリー販売の達人の言葉です。
何のことか直ぐにピンとくる人も達人かも知れません。
ジュエリー販売に携わる方を集めて「最適な指輪のサイズの測り方」と言うテーマでディスカッションしたときに発せられた一言です。
もうお分かりですね。
ボンレスハムのように指に食い込むのは小さすぎで、指を閉じたときに斜めになるのは大きすぎと言う意味です。
指の骨の大きさや肉のつき方も一人一人異なるので、全ての人に当てはまるフィッティングはありません。
その日の体調によってもサイズが違うので後になってきつくなったり、ゆるくなったりもします。
また、指輪の幅や形状によって同じ指でもサイズが異なります。
その意味ではあまり神経質になる必要はありません。
大切なのは、そのような情報をお客様に正しくお伝えした上でサイズを測る事です。
ボンレスハムのようになるのはエレガントではないので、迷ったらきつめより抜けない程度の少し余裕があるサイズを選ぶ方が良いでしょう。
少し大きめでしたら、ぴったりサイズの細めのリングを重ねづけして抜けることを防ぐことも出来ます。
お客様自身に指輪をつけてから外すまでの動作をしてもらい、その様子を観察してから判断すると言う販売員さんもいました。
もっと現場の知恵を集めて共有したいものです。
購入する方も販売する方にも参考になります。