橋本コレクション at国立西洋美術館

以前のブログでもご紹介した橋本コレクションが2014年7月8日(火)〜9月15日(月)に国立西洋美術館で展示されます。3年前にミキモトホールで40点が展示されましたが、今回は300点と充実しています。この機会に四千年の指輪文化に触れてみませんか。遠方の方は夏休みのスケジュールに入れておいても良いですね。
以下美術館のリリースです。

橋本コレクション 
指輪 神々の時代から現代まで ― 時を超える輝き


会期:2014年7月8日(火)〜9月15日(月・祝)
開館時間:午前9時30分〜午後5時30分 毎週金曜日は午前9時30分〜午後8時
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし、7月21日、8月11日、9月15日は開館)、7月22日(火)
主催:国立西洋美術館、東京新聞
後援:一般社団法人日本ジュエリー協会 公益社団法人日本ジュエリーデザイナー協会
協力:神戸ファッション美術館、公益財団法人西洋美術振興財団
観覧料金:当日:一般1,400円、大学生1,200円、高校生700円      
前売/団体:一般1,200円、大学生1,000円、高校生600円
※前売券は5月10日(土)から7月7日(月)まで販売。
ただし、国立西洋美術館では7月6日(日)まで販売(一般のみ)。
前売券の販売場所はこちらでご確認ください。
※7月8日(火)からは当日券販売。
※オンラインチケットはこちら。
※団体料金は20名以上。
※中学生以下は無料。
※心身に障害のある方および付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳をご提示ください)。

本展は、指輪を中心とする宝飾品約870点からなる「橋本コレクション」が国立西洋美術館に寄贈されたことを記念する企画で、2012年に本コレクションを収蔵して以来、初のお披露目の場となります。橋本貫志氏(1924-)が収集した760点あまりの指輪は、年代や素材に偏りがなく、極めて広範な内容を持っています。本展では約300点の指輪を一挙に公開し、橋本コレクションの個性豊かな顔ぶれをお楽しみいただきます。
スカラベリング

最も古い指輪のひとつは、4000年前の古代エジプトにさかのぼります。このフンコロガシの形をしたスカラベの指輪は、飾りではなくお守りとして用いられました。一方、現代のブルガリは、古代ローマのコインを金のリングと合体させ、時間と用途の枠組みを超えた作品を生み出しています。指輪の歴史は、ダイヤモンドの輝きを追い求める歴史でもありました。原石の形をとどめたポイントカットから、まばゆい光を放つ現代のブリリアントカットまで、それぞれの輝きを見比べます。

指輪は孤立した世界ではありません。そこで、神戸ファッション美術館が所蔵する18世紀から20世紀前半の衣装をマネキンに着せて展示し、指輪を各時代のモードの中に位置づけます。マリー・アントワネットに代表されるロココ時代の宮廷ファッションから、20世期前半のモードを率いたココ・シャネルにいたる衣装を、各モードを反映した指輪とともにお楽しみください。

本展ではさらに、指輪に表された小世界を当館所蔵の絵画や版画と比較して、新旧コレクションの融合を図ります。国立西洋美術館の長所を生かした展示を通して、新たな切り口から西洋文化の魅力に迫る絶好の機会です。


この他、講演会スライドトークも予定されています。詳細はそれぞれのページをご覧ください。
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