ファンシーカラーダイヤモンド
これは、人魂ではありません。
ダイヤモンドが発する様々な色の蛍光です。
知人のブログより紹介があったファンシーカラーダイヤモンドのコレクションで有名なオーロラコレクションをロンドンの自然史博物館で見てきました。
25年の歳月をかけて、296個の異なる色のダイヤモンドをコレクションしたAlan Bronstein氏 と Harry Rodman氏の情熱には頭が下がります。
ファンシーカラーダイヤモンドのコレクターには垂涎の的でしょう。
自然史博物館内にあるミネラルの部屋のコーナーに、独立したハイケースが設置されそこに陳列されています。
ケースの中ではピラミッド状の斜面になった展示板に、ダイヤモンドが虫の標本のように整然と並べられています。
クローズアップしてみます。
説明文です。
何よりも感動したのは、展示方法です。
断続的に明るい照明から真っ暗になり、暗闇の中から紫外線に照らされて様々な蛍光を発するダイヤモンドを観察できます。
正直なところファンシーカラーのバラエティーよりも、一度にこれだけの種類の蛍光を見ることが出来ることには驚きました。
ダイヤモンドには蛍光があるものと無いものがあります。
蛍光は、暗闇にして紫外線のライトを当てると浮かび上がります。
そして蛍光を発するものの殆どの色はブルーです。
そのほかに黄色やオレンジ等がありますが、出現率は低くなります。
但し、ファンシーカラーダイヤモンドの多くは、カラーレスのダイヤモンドより様々な色の強い蛍光を発します。
オーロラコレクションは展示を工夫することで、その名の通りオーロラのように美しい蛍光色を見せてくれます。
最初の写真を照明が明るい時と、暗くして蛍光を浮かび上がらせた時とを並べてみました。
斜めからの比較もご覧ください。
この写真の真ん中に鮮やかなオレンジの蛍光を発しているハートシェイプのダイヤモンドが確認できます。
本来の色はどんなに綺麗であろうと期待して、明るくなるのを待っていました。
すると、何と本来の色はオリーブグリーンで、決して綺麗とはいえないものでした。
こんな楽しみ方もあります。
最後に、色が変わる様を動画に撮りましので、アップします。
不慣れなために、ピントがずれている箇所も多くありますが、雰囲気だけでも味わってください。
動画:オーロラコレクション
今回もファンシーカラーダイヤモンドを買うべく交渉しましたが殆ど成立しませんでした。
成立した中で、一つご紹介します。
これは、彩度の高い綺麗なグリーンのオーバルです。
0.5カラットサイズと小粒です。
本来、メインストンにならないサイズなので買わない大きさですが、綺麗だったので他のファンシーカラーと組み合わせてジュエリーに仕立てるつもりで買いました。
真ん中から真っ二つにピンクと無色に分かれているマーキスシェイプのダイヤモンドです。
バイカラーダイヤモンド?
いいえ、違います。
答えは、ピンクの側と反対側に亀裂があり、その亀裂に沿ってピンク色がついています。
そのピンクが反射して反対側に映っているだけです。
これは、逆さまにしてみたところです。
亀裂の位置とピンク色が抜けているのが確認できます。
たまに、この類のダイヤモンドを見ますが、このぐらいはっきり分かれていると面白いですね。
残念ながら、私はコレクターではないので買いません。
ファンシーパープルのオーバルのダイヤモンドです。
これも、0.5カラットサイズと極小粒ですが、交渉してみました。
何回かの交渉で私の値段とオーナーの価格の差がまだ倍離れていたので、あっさり諦めました。
これが、もし3カラットぐらいあったら、もっと粘っていたかも知れません。
今回は、ムンバイの買い付けのご紹介はこれまでです。
次は、バンコクの様子をお知らせします。
成立した中で、一つご紹介します。
これは、彩度の高い綺麗なグリーンのオーバルです。
0.5カラットサイズと小粒です。
本来、メインストンにならないサイズなので買わない大きさですが、綺麗だったので他のファンシーカラーと組み合わせてジュエリーに仕立てるつもりで買いました。
真ん中から真っ二つにピンクと無色に分かれているマーキスシェイプのダイヤモンドです。
バイカラーダイヤモンド?
いいえ、違います。
答えは、ピンクの側と反対側に亀裂があり、その亀裂に沿ってピンク色がついています。
そのピンクが反射して反対側に映っているだけです。
これは、逆さまにしてみたところです。
亀裂の位置とピンク色が抜けているのが確認できます。
たまに、この類のダイヤモンドを見ますが、このぐらいはっきり分かれていると面白いですね。
残念ながら、私はコレクターではないので買いません。
ファンシーパープルのオーバルのダイヤモンドです。
これも、0.5カラットサイズと極小粒ですが、交渉してみました。
何回かの交渉で私の値段とオーナーの価格の差がまだ倍離れていたので、あっさり諦めました。
これが、もし3カラットぐらいあったら、もっと粘っていたかも知れません。
今回は、ムンバイの買い付けのご紹介はこれまでです。
次は、バンコクの様子をお知らせします。
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原田信之
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