ジュエリーコンシェルジュ原田信之

原田信之 所有されているジュエリーの活用方法をアドバイスする株式会社ジュエリーアドバイザー アンド ギャラリー JAAG(ジャーグ)の代表のブログ。オークションの査定や百数十回に及ぶ宝石の海外買い付け、ジュエリーのプロデューサーとしての経験を生かして、相続や売却、資産性のある宝石の購入のアドバイスをします。

選び方

ヒスイの選び方

ヒスイ 10ct size Gem Quality









ヒスイの選び方について問い合わせがありましたので、簡単にご説明します。

ヒスイは、品質の基準が分かりづらい宝石の一つです。
現物を見ないと分からない宝石の筆頭です。
透明石で無いために写真映りがよくなる傾向があります。
オークションのカタログでも、価格の差が写真になかなか現れません。


見極めの主なポイントを以下に記します。

[个美しい
 黒味やブラウン味が感じられない

程よい濃さ
 濃さは、好みですが、クオリティースケールのトーン5、6が人気があります。


ヒスイクオリティスケール













ぅボションの山が高い
 品質の差が無い場合は平べったいものより、厚みがあるものがより稀少です。
 下の写真の左側が山高(High Dome)で、右より稀少性が高くなります。

ヒスイ 山の高さ








ノ个良分が多い
 裏から比較的強い光を当てて、ルーペで見て白い部分が少なく緑の部分が詰まっている。
 日本では、ロウカンが重視されますが、本場の香港では緑の密度も重視します。
 中華圏の宝石なので、香港の価値観が国際的には重要です。
 
 一般的には綺麗なヒスイです。
ヒスイ 通常撮影






 強いライトを下から当てて拡大してみると手前に白い部分がはっきり見えます。
ヒスイ 下からライトを当てる








Φ砧がない
 同じく中華圏の価値観ですが、亀裂があると割れることに結びついて不吉とされ、極端に嫌われます。これも避けたほうが良いですね。
 チェックの方法はイ汎韻犬任后
 下の写真の手前に縦に伸びる亀裂が確認できます。

ヒスイの亀裂








一般的なヒスイに関する説明は「宝石1」をご覧ください。

お役に立ちましたか?

因みに一番上のヒスイは、10カラットサイズのGem Qualityです。

最後にヒスイの色のバラエティをご覧ください。

いろいろなヒスイ

「特徴」と「欠点」

前回のブログにコメントをいただきましたの、この場でお答えします。

ダイヤモンドの不完全性で「欠点」になるものを以下に挙げます。
これは、私のダイヤモンドの仕入れのチェックポイントでもあります。
この項目以外にプロポーションやモザイク模様(パターン)のバランス、ポリッシュ、シンメトリーとファンシーシェイプの場合は形があり、全てを包括して判断します。

‘眼でImperfection(亀裂、内包物)が見える。
 一部のSI2とI1以下になります。
 美しくありません。
 従って、原則SI1以上が仕入れの対象です。

白系以外の内包物がある
 多くは黒色ですが、茶色やガーネットなどの赤系も含まれます。
 肉眼で見えなくても、心地よくありません。
 反対に小さなIncluded Cristal(内包結晶)などは、
 天然の特徴となり、好んで買います。

5砧がある。
 特にガードルから伸びている劈開面に沿っているもの。
 外からの衝撃で伸びる可能性があります。

て泙辰討い襦並っている)
 クラリティーグレードに影響するほど曇っているものは言うの及ばず、
 少しでも透明度が悪いものは、仕入れません。
 これは、一般の方に最も分かりづらいポイントです。
 経験とサンプルとの付け合せで判断します。
 同じカラー、クラリティーでも透明度は各々異なります。
 窒素の入っていないタイプ兇鮟秧茲覇明度が高いと信じている方もいますが、
 中には曇っているものはあります。
 やはり、レポートの鵜呑みは厳禁です。

ゥ屮薀Ε鵝▲哀譟写がある
 無色は、別ですが、ファンシーカラーを含めて、
 色の着いたダイヤモンドは多くが、ブラウンやグレーを含んでいます。
 赤みの強いファンシーブラン等は例外ですが、
 ブラウンやグレーを含むと彩度(鮮やかさ)が低くなり、くすんだ印象になります。
 但し、ファンシーブルーのような稀なダイヤモンドは、
 全くグレー味がないものは、殆どありませんので、
 若干の譲歩は必要です。
 特に気をつけなければならないのは、イエローです。
 イエローにグレーやブラウンが入ると美しくありません。
 殆どのイエローに多寡はありますが、グレーやブラウン味が入っています。
 俗にケープと言われているZカラーまでのイエローの大粒を買うことがありますが、
 100個に1個もグレー味やブラウン味のない美しいイエローはありません。
 また、Fancy Vivid Yellowの中にもブラウン味が入っているものが多くあります。
 逆にIntense Yellowに彩度の高いものもありますので、鵜呑みは禁物です。

ζ段未剖い蛍光性のもの
 蛍光性については、プロも過敏になりすぎています。
 肉眼で分からないレベルは気にしません。
 また、同じラボでも表記にばらつきがありますので、必ず自分でも確かめます。
 

以上は多くの宝石にも当てはまりますが、カシミール産サファイアやコロンビア産エメラルド等は、僅かに透明度が低いことが柔らか味を与えて、産地の特徴になっていますので、単純ではありません。



ブライダルプランナー

先日、恵比寿のバンタンデザイン研究所でダイヤモンドの講義をしてきました。
宝石業界の方やジュエリー愛好家の方の前でお話しすることはありますが、
今回は、今人気の職業のブライダルプランナーの卵の方達が対象です。
年齢は18歳から25歳の希望溢れる若者です。
あまりの若さに始めるまでは不安でしたが、皆さん非常に礼儀正しく素直でびっくりしました。
日本の若者も捨てたものではありません。
皆さん、がんばってください!!

内容は、ダイヤモンドの品質について、本質的に説明しました。
詳しくは、バンタンデザイン研究所のブログをご覧ください。

バンタンデザイン研究所 広報スタッフ“サチコ”のブログ

サチコさん(綺麗な方です!)上手にまとめていただいてありがとうございます。

以前、All Aboutでもダイヤモンドの選び方と宝石の処理についての講座をいたしました。
更に詳しく知りたい方は、ご覧ください。

男のためのジュエリー講座 男ならダイヤモンドは感性で選ぶ

男のためのジュエリー講座 ジュエリーに施される「処理」



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